2008年8月末。土、日の両方とも仕事が入っていないなんて、滅多にあることではないので、宮崎県は高千穂へ、旅行に行ってきました。
高千穂は、宮崎県の北側と南側に1箇所ずつありますが、北のほうの、高千穂町にある、高千穂です。
思い切って旅行でも行こうかと決めたのは、前日でしたが、
案外行けました。
そんなわけで、私と同じように急に思い立った人のために、書いておくことにしました。
★ 交通
JR高千穂線は残念ながら、2005年の台風で鉄橋が流され、復旧できずに営業休止となっています。
そこで、移動手段はバス。
福岡、延岡(宮崎県)、熊本から出発しています。
福岡からなら往復で7000円。
西鉄バス予約センター
http://www.nishitetsu.co.jp/bus/highway/guide/gokase.htm
0120-489-939 で、要事前予約。
なんせ前日だし、夏休みだし、観光地だから、「あなた何今頃電話かけてきてるんですか?」なんてせせら笑われるんじゃないかと想像し、電話の前で10分躊躇(笑)したのですが、
「4列目、5列目、6列目が空いていますよ〜」との快い返事。
意外と空いてるもんです。
ちなみに、シートが広く、ゆったり倒せる座席なので、全体で10列ちょっとしかありません。
トイレ、コーヒー、映画etc.完備。
快適です。
乗ったまま3時間かなと思っていたら、途中、緑川SAで10分間休憩がありました。
(補足)
帰りに、延岡-高千穂-熊本を走るバス路線のほうにも乗ってみましたが、
普通の観光バスみたいな椅子でした。
予約不要、というか、予約できませんが、ガラガラな上、補助席まであるので大丈夫です。
トイレなどの設備はなく、途中の高森という道の駅で、5分間休憩がありました。
熊本空港経由なので、九州以外の方にとって便利かもです。
すご〜く細かいこと言えば、高森で売ってる、抹茶の入ったクッキーはおいしいです。
★ 宿
高千穂町商工会のHP
http://www.miya-shoko.or.jp/takachiho/yado/index.html
が宿探しに便利です。
車がないと、宿の場所を選びますよねー。
高千穂神社・高千穂峡だけに的を絞って遊ぶ人は、その周辺の宿が良いでしょうが、
岩戸神社や、そのほかの神社にも行きたい場合、中をとってバスセンター近辺の宿にしておくべきでしょう。
「今国旅館」:私はここに泊まりましたが、最もバスセンターに近い宿ですし、一番安い部屋でも思いのほか広くて、良かったです。おおき目の宿なので、後述の「夜神楽」への送迎もありました。
「民芸旅館 かみの屋」:バスセンターに近く、見た感じ、泊まりやすそうでした。
「かなやビジネスホテル」:バスセンターに近く、素泊まりできるのでお得なホテル。ここは外から見た感じ、かなーり歴史がありそうでした。周辺には、後述するように食べ物のお店がありますから、暮らしていけると思います。
「ホテル神州」:バスセンターから徒歩10分ぐらい、高千穂神社寄りです。ホテルという名前ですがどう見ても歴史ある旅館にしか見えませんでした。
★ お食事のお店
後述の高千穂峡までに行けば、郷土料理のお店や、茶店、そうめん流し、マンゴーソフトクリーム日向夏ソフトクリーム…という具合に、旅行先で食べたいようなものがあります。
一方、バスセンターの周辺は、地元の方が住んでおられる地域ですから、そういうお店はありません!
お昼だと、バスセンターにごく近いところに、お食事を出す喫茶店(なぜか、「渡る世間」みたいに幸楽という名前)、テイクアウトのお弁当屋さん、ピザのある喫茶店?
以上です。
私たちは幸楽に入って、ナポリタンと中華焼きそば(注:同じ麺。ちなみに、ラーメンも同じ麺)を食べました。
ちゃんとご当地気分を味わいたい方は、幸楽で「チキン南蛮定食」を食べるべきでしょう。
聞くところによると、宮崎の方はチキン南蛮が大好きで、しかも宮崎でしか食べられないマヨネーズベースの、甘めのお味らしいですからね。
★ コンビニ等
バスセンターを背にしてT字路を進むと、徒歩1分のところに、パンやカップ麺、お菓子、若干の野菜などを売っている小さなお店があります。
バスセンターを背にしてT字路を進むとやがて比較的大きな道に出ますから、その道を左折して高千穂神社方面へ向かうと、高千穂高校付近にコンビニあり。(徒歩10分ぐらいでしょうか)
それとは逆方向の、くしふる神社へ向かう方向に、大き目のスーパーあり。(徒歩12分ぐらい?)
薬局は、バスセンターを背にしてT字路を進んで、今国旅館を過ぎたあたりで右側の道を入るとその周辺に有り。徒歩3分ぐらい。
★ 高千穂峡へのアクセス
バスセンターから徒歩15分分ぐらいのところに、後述の高千穂神社があります。
高千穂神社のところに、「高千穂峡 無料バス送迎」って書いてありましたので、普段は、ここからバスが出ていて、楽に行けるものと思われます。
私が行った日は、とてもよく晴れていたのに、「天候不良のため、高千穂峡 無料バス送迎を中止します」という看板が。
この時点の私は、その理由を知る由もありませんでした。
てくてく歩いて高千穂峡へ。
神社からさらに20分、下ったところが、かなり有名な高千穂峡です。
神社までは普通のバス道路ですが、神社を過ぎると、すごいヘアピンカーブの、急激に谷に下りていく道となります。
その途中(ほとんど高千穂峡に近いあたり)に、こんな光景が。
写メではほんの一部分しか撮ることができませんが、広い岩肌一面にこういう、無数の滝が湧き出しているのです。
玉垂れの滝と言うんだそうです。
なんと豊かな水…。有り難い涼しさです。
★ 高千穂峡
五ヶ瀬川が深く侵食されてできた谷、高千穂峡。

ここの間を、ボートで通るのが高千穂観光のハイライト。
滝の水しぶきと‘気’を浴びながら、ゆっくりと谷を漕ぐ…。
それが目的で、高千穂へ行きました。
なのに…。
増水のため、ボートに乗れませんでした。(涙)。
この写真は、高千穂峡の写真として最もポピュラーなアングルなので、
見覚えがある、と感じる方もおられると思います。
よーくご覧いただきますと、水が茶色いです!。
この日は晴れだったのに、無料送迎バスが出ていなかったのは、
前日にまとまった雨が降って、ボートが中止だったせいだったのですね…。
………。
高千穂峡を目的として旅行をなさる方。
高千穂は意外と、急に思い立ってからでも行けますから、
当日だけでなく前日にも、晴れている、ということを確認し
それから、
旅行に行くことを決めた方がいいですよ。
(ということを言いたくて、このHPに載せることを決めました。)
晴れていてコンディションが良いときには、
水の透明度はとても高く、
緑青、もしくは、セルリアンブルーにすら見えるとか…。
車を持っていない人のための高千穂旅行ガイド(2)に続く